ドイツ(海外) 寮生活の利点と難点

ドイツ 寮生活の利点と難点

こんちは~。

ハァ、気の抜けた挨拶です。

というのもバイトの話がパーになってしまいまして、
気の抜けた私・・・。 それはさておき。


夏から留学してくる友達がいます。
彼女は違う街へ行くのですが、
これからシェア式の寮に入ろうか(コミュニケーションは取れるけど勉強にならないという噂あり)、
それともアパート形式の個室(バストイレキッチン付き)にしようか迷っていたので、
特にシェア形式の寮の利点と難点をアパート形式の部屋と比較してみました。

今まで私が住んでいるところは普通のバス・トイレ・キッチンシェアの寮です。

東西サイドに別れ、7-8人が各サイドに住み、各サイドで台所、トイレ3つバス3つをシェアしています。
バルコニーはつながっていて、両サイドで行き来が可能です。
アパート形式とシェア形式にはそれぞれ長所短所があります。
アパート形式であっても、台所だけは共同とか、全てが個室内に整備されているとか、各大学によって違います。
こちらのアパート形式の寮は、シャワー・トイレは個室に完備ですが、台所は共同です。
他方、友人のはいる大学寮では、部屋の中に台所もついています。
そうすると、寮で知り合いを作るのは簡単ではないと思います。

まず、一人暮らしでも寂しさとかは感じない方か、考えてみましょう。
私は出来れば朝と夜におはようやお休みなさいと声をかけたりしたい方なので、
寮も迷わずシェア形式のものを選びました。

日本と違い、こちらに来たらまず知り合いはいませんし、
誰かに声をかけるといっても、なかなか難しいかもしれません。
大学の先生は親切ですが、恐らくプライベートで何かをともにするということは
ないのではないでしょうか。
今回来たとき、はじめに仲良くなったのは寮の同居人たちで、
今の友人関係も寮関係ではじまった相手が半分以上を占めます。

私の場合、交換留学生時代の最初の一年は語学コースの友達か、寮の同居人と何かをすることが多かった覚えがあります。
しかし、語学コースの仲間は、半年か一年過ぎると大抵いなくなります。
そうでなくても、それぞれの学科が始まると、会う機会は自然と減ります。
タンデムパートナーや学科の学生組織(Fachschaft)の人たちともちょっとつき合いましたが、
タンデムの相手はほんとにタンデムのみのおつきあいでした。
学科の場合はマスターまでの学生として入った場合の方が、外の人たちと知り合いになりやすいです。
前回は普通の交換留学生でしたから、学科でも普通の学生と交流があったり学生組織に顔を出したりしましたが、
今では、あまり学部学生との交流はありません。

シェア形式とアパートメント形式に住む場合のそれぞれの利点と、とりわけ気をつけたいことを挙げてみます。

ここに挙げるポイントの多くは、前もって確かめることが可能です。
HPを見たり、電話やメールで問い合わせたりしてみましょう。
友人が入る大学の寮にはそれぞれのハウスに学生責任者がいるようなので、
その人に打診してみルことを勧めました。

まず、アパートメント形式の長所は、人と水回りをシェアする時、特に整理整頓の気苦労がないこと。
自分だけの居住空間で、自分だけの生活を送れること。


でも、ドイツ人はこちらから話しかけないとたいていの場合無関心なので、
話しかけられる雰囲気のところを見つけるのは容易ではないかもしれないと思うのです。既に固定の友達がいる場合、外の友達を見つける労を疎むというパターンも良くあります。
ドイツ人に限りませんけれども。
クラスが引けたらさっと帰って互いに話もしないというのも良く聞きます。

言葉を覚えたいとか、ドイツ人とコミュニケーションを取りたいと思うのであれば、
普通のシェア形式の寮をお勧めします。
ドイツ人がたくさんいたり、特に自分と同じ学科に所属する学生がいるところだと、
ただ単に同居人だというよしみでちょっとした文法などの添削を頼めたりします。
これは同居人であることの特権です。
勉強以外にも、日常的な用事で何かと手紙を書かねばならない機会も多々あります。
そういうとき、ちょっとノックして、添削をお願いできるか聞いたり出来るのはとてもありがたいことです。
その外にもいろいろな場面でのドイツでの行動パターンを尋ねたり何だりということは、
タンデムや普通の知人にいちいち(もしくは逐一)電話して聞いたりすることもなかなか出来ませんので、
フロアの中に話を聞ける人がいたらとても助かります。
長く暮らしていると、例えば保険屋さんと格闘しなければならないとか、
学生事務局とやりとりしなければならないとか、時々面倒なことがでてくるのですが、
最初の内からそんな面倒なことにあたったら、
そばにちょっと話を聞ける人がいるかいないかで随分違います。

もちろん、これらを目当てに入居して、外国人ばかりだとか、素っ気ない人たちばかり
だとか、がっくり来ることもあり得ます。
そんなことがなるべく起こらないように、前もってハウスの学生責任者などにいろいろ尋ねるのも手です。
例えば、なるべくドイツ語を覚えたいから、ドイツ人が多く入居しているフロアを紹介してもらえないかとか。
そして学生局(Studentenwerk)に、どのハウスのどの階に入りたいということを具体的に伝えるのです。

寮で私が気になるのは騒音(パーティ)とシェア区域の整理整頓状態。

大抵台所や共用ルームはパーティの場として使われることが多いので、
そこに近い部屋だと音がもろに聞こえるという難点があるかもしれません。
たまたま私のフロアではあまり大きな音で台所を占拠する人はいないので、
そのてんではとりあえず快適に暮らしています。
フロアに台所のみでなく共用ルームもあるということであれば、パーティは普通どこでするのか聞いてみたらいいかもしれません。
ただし、共用ルームは一般にアパートメント形式のハウスにもありますので、
これはシェアか否かに関わりません。そのほか、音はいろいろなところからやってきます。
アパート形式でも同じように騒音を被ることは十分にあり得ます。
上の部屋、下の部屋、隣と向かいの部屋、外から等。
例えばうちのハウスは上下の防音が隣との壁に比べて弱く、タマに大音量でPCゲームをしている音が聞こえてきたり、幾つか下のフロアから低音のどんどんというバスが聞こえてきます。
それから向かいには共用センターがあるので、そこでパーティがあるとうるさい。
これは防音効果がよいか悪いかによります。
別の新しいハウスでは、上下の音はしっかり防音されているものの、隣人の電話の声はまる聞こえという話です。
ハウスによって恐らく防音システムや何かがちょっとずつ違うのでしょうね。
一般に、新しいハウスほど防音効果が高いのが普通です。
うるさいときには容赦なく出向いていって、うるさくて寝られないとか、勉強できないとか訴えることが必要です。

整理整頓。
ドイツ人はまあまあだいたいがきれいにしていますが、それでもフロアによってだいぶ違います。
ゴミはきちんと片づけられているか、台所の使い方はどんなものか、食器は洗いあげてあるだけか、汚れ物が積み重なっていないか、掃除当番制度は機能しているかなど、
自分が「これならストレス溜めずに生活できるわ」と思える程度かどうか、確認してください。
もうちょっと片づいていて欲しいと思う場合は、他の人と話し合うことで解決が可能ですが、
これはひどすぎると思う場合、話し合いをするエネルギーコストと、さっさと別のフロアに引っ越すコストを比べてみる必要があります。

それから、私のフロアではいまでこそ百年に一度くらいしか起こりませんが、
外のフロアでは時々共同冷蔵庫から自分の食べ物が消えるとか、ナベやフライパンがなくなるといったことがいまでも起こっています。
これもストレス要因の一つ。話し合いで解決したり、泥棒が入らない環境になっていればよいのですが、
この点に関しては、各フロアでそのような問題が起きていないか、ハウスの学生責任者に聞いてみるのがよいでしょう。

もし、入居時に幾つか部屋が空いていて選べるということであれば、
各フロアにお邪魔して一通りざっと目を通し、フロアの人の対応などが怖いとか(笑)
人当たり良さそう等ということをみて、更にパーティなどの頻度なども尋ねたりして
一つの部屋に決められるとベストです。

ただ、外国から入居する場合は契約書を交わしてから到着することが多いので、
最初からこの部屋へと決められている場合が殆どだと思うのですが、
到着したその日に一通りみて、気に入らなかったらすぐに学生局か担当の人のところへ連絡を取ることが大切です。
もしそのときに別の空き部屋があれば、すぐに手数料なしで交換も可能だからです。


最初、シェア形式にはいり、半年後に個人部屋へ移るということも恐らく可能です。
慣れるまで、また、幾人か話の出来る相手が見つかるまでシェアにいて、
その後一人?






























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